About us

ワークと作文でほどく自分、つながる仲間

私たちが大人の部活動を立ち上げた1つの理由に、「本当に話したいことが話せない」という問題意識を共有していたことがあります。話す相手も、場も、時間もなかなか見つからない。これを解決しようと対話を重ねていき、できあがっていったのがこの大人のじぶん探求部タペストリーです。

部活動と呼んでいるのは、誰かが一方的にプログラムを提供するだけでは課題が解決できないから。タペストリーが本当に解決策になるのか、ベストな形に近づけるにはどうしたらいいのか。部活を運営する私たちも部員として実感し、考えながら、一緒にコミュニティーを作りたいと思うのです。

日本を一旦出たからこその葛藤はあるけれど、つながってお互いを応援しあうことで、自分らしい暮らし方や働き方を自信をもって築けるようになりたい。そんな暖かいコミュニティー作りを目指しています。


 

エリクセン恵・Kei Eriksen
気持ちの整理整頓係

SIT Graduate Institute卒。大学時代ニューヨークで911を経験し、人が深く理解し合える優しい社会を創ろうと志す。日本の大学卒業後、新聞社の生涯教育事業に携わり、その後2007年に渡米。国際教育学修士取得。2009年からシアトルに移り、現地の大学で留学生プログラムや学術者交流事業を運営。2012年にNPO法人iLEAPに参画し、以後は若者や社会起業家のリーダーシップ育成に従事。並行して日米でセルフサステナビリティのための講演、ワークショップを行う。2021年から「気持ちの整理整頓係」として、タペストリー部活動を運営。CTIアメリカ本部から認定コーチ(CPCC)取得。1児の母。

 

ストーリーがくれる勇気

休みなく動き続ける日々を過ごしてた数年前のこと。突然数か月間、仕事から離れることになりました。いま考えるとバーンアウトだったのかもしれません。その期間、現在地も分からず、いろんなことが見えなくなっていた自分と対峙することになりました。

力一杯ドアを抑えても、自己否定や疎外感が、隙間から入り混んできては足元をからめとられそうになる。そんな時期を数か月過ごしたのち、なんとか新しい力とともに立ち上がることができました。

回復の過程で大きな助けになったのは、他の人の人生に触れることでした。

それも他の人と比べて自分の人生は・・・と比べることが目的なのではなく、人がその人自身の経験から何を得て、前に進むチカラに変えているのかということ。私にとって、人のストーリーほど心を動かすものはなく、次に進む自分への信頼と勇気を得られるものはありませんでした。

ゆうこさんと共にTapestoryをやりたいと思ったのは、そういうチカラの源になる、他の人の人生のストーリーに触れ合う場を作りたいと思ったから。Tapestoryという造語にstoryが入っているのも、互いのストーリーを共有し合えるコミュニティを創りたいという想いが込められています。


 

渡辺佑子・Yuko Watanabe
等身大おとな作文係

東京都出身、ハーバードケネディー政策大学院卒。高校時代に行った中国東北部とフィリピンでの短期留学をきっかけに途上国支援を志す。アメリカの大学・大学院留学後、JBICやJICAなどでエチオピアの貿易投資振興などの仕事に従事。頻繁に日本を離れていたことがきっかけで、2012年に等身大作文リレーサイトall our tomorrowsをスタート。2014年には出産をきっかけに生活拠点をシアトルに移し、ゲイツ財団で政府渉外関係を担当、その後フリーランスに転身。2021年から「おとな等身大作文係」として、タペストリー部活動を運営。2児の母。

 

作文でつなげる仲間の輪

2012年、私はAll our tomorrowsという作文リレーブログを始めました。個人的に苦しい出来事があり、でもそれがなかなか簡単に人に話せることではなく、作文という形で共有するしかなかったことから始めたプロジェクトでしたが、作文の輪は徐々に広がっていきました。

そんな作文活動を続けて、わかったこと。それは、これまでに作文を書いて下さった人とは、心の深い深いところで繋がっているような気がすること。それは管理人をしている私だけではなく、作文を書いてくれた人もそうであるようでした。

でも、そんな作文サイトにも変化が。当時20代だった自分も、もう30代後半。キャリアも家庭もいっぱいいっぱいで、何か書きたくても時間も心の余裕もない。ならば、作文を書くお手伝いが何かできないものか?と考え、けいさんに相談したのが、Tapestoryのはじまりです。

作文を通して心の深いつながりが持てる、遠くて近い、互いを応援しあえる仲間の輪。故郷から遠くに移り住んだ自分のためにも、そしてこれまで心の内をストレートに書いてくれた皆さんのためにも、そんな輪をこれからも広げていきたいと思っています。


どんな雰囲気か気になる?

どういう空気感の部活なのか、運営部員のトーンはどんな感じで、いつもはどんな話をしているのか、もうちょっと気になるよという方に。2021年春から運営部員2人がひっそりこっそり続けている公開交換日記がありますので、のぞいてみてください。